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Sparkling!

第56章 ある二人の日常(山夫婦編)



翔くん、



君はいつ何時も可愛いけど……



せめて口まわりを拭いてくれないか?



すると、俺の声が聞こえたのか、翔くんはティッシュでごしごしと口まわりを拭った。



よっこらしょ、と体を起こし嬉しそうに笑っている翔くんと向かい合う。



翔くんの、こういう甘えたな一面をちょっと面倒くさいと思いつつ、



どっかで可愛い、と思ってるのもホントで。



「改めて口にすることもないと思って言ってなかっただけなんだけど…。」



こくこくと頷く。



「すげぇ好きだよ?翔くんのこと……おわっ!!」



いきなり抱きつかれて、押し倒された格好になる。



翔「俺もぉ♪」



スゴい力で抱きつぶされて苦しい……。



智くん智くん、と何度も俺の名前を呼びながら頬擦りして来る翔くんは、大型犬みたいで笑えた。



翔くんには申し訳無いけどちょっと疲れたし、さっさとヤってシャワー浴びてとっとと寝てえな?



とか考えてたら、俺の耳もとで気持ち良さそうな寝息が聞こえてきた。



おいおい寝てんのかよ?



自分からヤりたい、って誘って来たヤツが?



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