Sparkling!
第57章 Naturally
何だよ、脅かすなよ…。
智「で?翔くんと付き合いたいって?」
「ま…まあ…」
智「だったら、直接言ったらいいじゃん?」
「そうなんだけど…もし、リーダーと翔さんが、って思ったら…」
智「何?諦めるの?松潤の翔くんへの気持ち、ってそんなもんだったの?」
「だって…俺…二人のこと好きだから邪魔したくない、っていうか…その……」
大野さんはニコッと笑うと、俺のことを抱きしめてきた。
智「うん。やっぱ、可愛いねぇ♪」
な…何が…一体何が起こってるんだ?
大野さんが俺を…
智「俺は幸せ者だ。みんな可愛いくて?」
そ、そりゃどうも…
じゃなくて、どうすんだ?この状況?
智「そんな可愛い松潤には俺からこれをあげる♪」
「へ?」
これまた、リーダー・大野智からの、渾身の頬へのキス。
智「告白、ガンバって?」
俺から離れるとニコニコ笑いながら、前を歩いていたニノに抱きついて怒られていた。
「……てことがあってさ?」
和「あのオジサン、ホント人をたらしこむのが上手いですよね?」
「……そうだな?」
でも、翔さんのあの目。
あれは嫉妬に燃える目だった……。