Sparkling!
第57章 Naturally
和「どうしますか?」
「どうするもなにも…」
相手が大野さんならどう考えても勝ち目ないだろ?
和「相葉さんと付き合ってるクセに、ホント、節操のないオジサンだこと。」
「別に……そういう意味合いで好きだ、って言われた訳じゃねーし。」
和「……そうでしょうか?」
アルコールの缶のプルタブを開け、一口飲みながら、イチャこらが止まらない二人を見た。
和「じゃあ…さ…」
いちゃつく二人と睨み付ける一人に目線を置いたままニノが口を開いた。
和「松本さんも参戦しちゃったら?」
「俺も?」
ぐびぐびアルコールを飲むニノを凝視した。
「リーダーと翔さんを取り合え、ってこと?」
翔さんは相変わらず厳しい目で二人を見ていて、
やっぱり、その視線の先には俺はいない。
勝負は見えてるような気がした。
和「じゃ、なくて、さ……。」
僅かに上がった口元を隠すみたいにまた缶を口元に寄せた。
和「大野さんに告白するんですよ、アナタが?」
ニノの放った言葉に俺の思考が一時停止する。
聞き間違い?
それとも、ニノの言い間違いか?
和「聞いてます?アナタも大野さんに好きだ、って言うんですよ?」