Sparkling!
第57章 Naturally
翔「ねぇ、智くん、今度、ご飯食べに行くとこ、ここでいいかな?」
智「いいんでない?」
翔「もー、真剣に考えてないでしょ?」
智「考えてる、って?」
「……。」
京都に行ったアンタに毎日のように電話してたのは俺だった。
「好きな人がいる」って、打ち明けてくれたのも俺にだけだった。
アンタの一番近くにいた気でいた。
……けど……
雅「リーダー♪」
智「どした?相葉ちゃん?」
雅「あのね…」
楽しそうにこそこそと話す二人に気持ちがざわつく。
雅「じゃ、リーダー、また後でね?」
智「おう。」
にこにこ笑いながら前室を出ていく相葉さんに手を振る大野さん。
それを見計らったかのように翔ちゃんが大野さんの隣に座った。
翔「さっきの話だけど…」
智「あー、はいはい…」
ウザったそうに翔ちゃんの相手をしてるように見えてその実、
二人とも楽しそうに見えた。
そりゃそうだ。
大野さんの好きな子。
それは、翔ちゃんのことだったから。