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夜が開けるまで

第4章 禁断の果実

「先にイッちゃうけど、いいの?」

拓馬は恥ずかしそうに呟いた。


「あなたが私の中で感じてくれたら充分だわ。
それが私の自信にもなるの。あぁ、まだ女でいられるんだって」


由紀の本心だった。


「あなたのイっちゃう顔を見たら私も一緒に果てるわ。
だから、お願い。早くイッて…」


「そんなこと言われたの初めてだよ…」



拓馬は上半身を起こすと、由紀の秘部にゆっくりと肉棒を挿入した。

そして、わずかばかり腰を前後に動かした。


「あぁ…イクっ……」





心まで丸裸にされたような恥ずかしさと、男としての申し訳なさ



ありのままを受け入れてもらえた、無上の安心感の中で
拓馬はただ、身を預けていた。



由紀はそんな彼に深い愛情を感じて、背中を優しく撫で続けていた。

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