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夜が開けるまで

第6章 一人息子の告白


拓馬と付き合い始めてから、由紀の生活は乱れていた。



週末は必ず朝帰り。


平日は帰宅が10時を回ることもたびたび。

日曜日は朝から夜中までいない。


たまに家にいても、起きるのは正午近く




ご飯の時もスマホを片時も離さず


息子が塾から帰ってきても、長電話で気づかない



親子のコミュニケーションは崩壊寸前だった




「まず、進路の話しからだけど」


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