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夜が開けるまで

第1章 仮面夫婦

「男なんているわけないでしょ、バカなこと言わないで」


「お前が男と車に乗っているのを見たぞ」


隆の鋭い氷のような視線が由紀の全身にむけられた。




この男、自分の事は棚にあげておいて露骨に嫉妬をあらわしてくる


だが、言う事を聞かないと何をしでかすかわからない


過去の忌まわしい出来事が次々脳裏に蘇った

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