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夜が開けるまで

第7章 葛藤


由紀は拓馬の発する言葉を待つように無言で拓馬の瞳をまっすぐに見ている。





仕事帰りのスーツ姿の二人




由紀の表情は、部下の言動に耳を傾けようとするビジネスウーマンの顔だ。






拓馬もまた、由紀の真剣な面持ちに答えるかのように、彼女の瞳をまっすぐに見つめて言い切った。








「話があるとしたら、








由紀さん、







あなたをずっとずっと愛してる







言う言葉はそれだけです」



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