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夜が開けるまで

第7章 葛藤

「彼には夢があります。


私は彼の夢を応援することはできても、決定権はありません。」



由紀は遠回しに三枝れい子の存在をほのめかした。






「あなたの息子さんは人を惹きつける才能があります。
うまく育てれば営業マンとしても多くの顧客に喜ばれます。


しかし、私には上司として力不足でした…。


彼の才能を引き出せる人がいるのなら、私は潔く引き下がります」





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