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夜が開けるまで

第1章 仮面夫婦

「私達終わりにしましょう。あなたの疑り深い性格にはウンザリしてた


そのくせ、こっちから携帯かけても通じないし、返事もよこさない


子供が入院してたのも知らないでしょう?

何が、男がいるかですって?


あなたは女とパチンコやってる暇があっていいわね


私は仕事から帰ってきたら、すぐご飯つくって、掃除洗濯、子供の宿題、地域の役員会出て、自分の時間なんてこれっぽっちもありゃしない。



生活だって、私の給料でくらしてるんだし、戸籍もケジメつけましょうか」






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