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夜が開けるまで

第2章 新人社員


「俺は本気です。


トレーナーが上司だろうと、幾つだろうと、好きなことには変わらない。


俺がこの仕事についたのも、
トレーナーのように、楽しそうに営業の仕事をしてみたいと思って、親を説得して研修を受けたんですから」


拓馬は由紀をまっすぐに見つめた。





「東京に戻ってバンドを続けようか迷っていた時にトレーナーに声をかけてもらいました。

地元で働きながら、いろいろ経験や勉強してみようという気持ちになった。

俺の中でトレーナーは運命の人です」

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