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夜が開けるまで

第3章 真夏の夜の夢



海岸通りを30台以上の山車が賑やかに由紀の前を通り過ぎていく


灯りに灯された豪華絢爛の山車が闇に浮かび上がり、荘厳さを醸し出す

山車の間に、威勢の良い神輿担ぎの男達が、通りの見物客に御神酒を振る舞う


パレードはピークを迎えていた


だが、いつまでたっても目当ての山車も人物も見当たらない


「この混雑で見失ったのかしら」






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