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夜が開けるまで

第3章 真夏の夜の夢


祭りの喧騒が次第に由紀のいる場所から遠ざかると、見物客も引き上げ始めた。


期待はずれに、由紀は肩を落とした。



「この際、久しぶりに飲みに行こうかしら」


そうよ、営業も兼ねてお客の店に飲みにいこう
一石二鳥だわ。


見物客がひいていく通りを歩きながら


由紀の気持ちは仕事モードに切り替わっていた

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