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夜が開けるまで

第4章 禁断の果実



いつも夜更けに会っていただけの二人が、明るい陽射しの下で共に過ごした時間



街を散策して、買い物をしたり

窓辺の席で語り合ったり


白い砂浜に寝転がって



こんなに笑ったり、はしゃいだのは初めてかもしれない



時間も、自分達の年齢差も忘れてしまうくらい




今まで自分を縛っていた見えない鎖がほどけたかのように


由紀の心は解放感に満たされた



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