夜が開けるまで
第4章 禁断の果実
「このままずっとこうしていたい…」
拓馬は落ち着く間もなく、由紀を背後から抱きしめた。
「こんなに人を好きになったことなんて今までなかった。
もう、狂いそうなくらい好きだよ」
そう言って由紀の耳たぶに舌を這わせると、さらに耳の穴を舐め回した。
「あ…そこはダメ……くすぐったいわ」
由紀は身体をビクンとさせ、のけぞった。
「ねぇ。もっと悦ばせたいんだ。」
拓馬はキスをしながら由紀をベッドに横たわらせた。
首筋から胸元にかけて唇を這わせると胸元に手を差し込んで、激しく乳房を揉みはじめた。
「あ…ん、待って。
シャワー浴びさせてくれる?」
由紀は優しく拓馬の手首をとると、耳元で囁いた。