非恋愛体質
第8章 恋のライバル
「なんか今日片山君変じゃない?具合でも悪いの?」
「は?至って健康だけど?…俺は本当のこと言ってるだけだから。」
?
どうしたんだろう?
考えてる間に飲み物がくる。
「春先輩お疲れ様!」
「あ、うん、お疲れ様!」
乾杯して一口飲んだら、酸味と甘みが絶妙ですごく美味しい‼︎
「なにこれー‼︎すごく美味しい‼︎」
「そんな美味しーの?一口ちょうだい。」
そう言ってグラスに口付ける。
間接キス…
そういうの気にしてる私だけなのかな。
「ほんとだ‼︎甘すぎなくていいね。喜んでくれて良かった。」
ニコニコな片山君。
やっぱりなんか変だ…どうしたんだろう?
「ねぇ、ほんとにいつも通り?何か悩んでることとかあるの?私で良ければ話だけでも聞くよ?」
「……はぁ。ほんとこれだから困る。なんでもないよ!ほら、サラダとタパスきたから食べよ!」
「うん…」
そう言って色んな種類を少しずつお皿によそってくれる片山君。
つまんでみると…
「美味しい‼︎こんなドレッシング初めて食べた‼︎」
「ククッ(笑)ほんと春先輩色気より食気だね!ごめ、堪えられなかった(笑)」
「いいですよーだ!私食べてるときが1番幸せなの!」
「いいんじゃない?俺たくさん食べる子好きだよ!」
「それって褒め言葉?」
「一応(笑)」