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非恋愛体質

第8章 恋のライバル

降ろした拍子に髪留めが外れ、長い髪が胸にかかる。



眼鏡も外したほうがいいのかな?



起きないように眼鏡を外すと、思ってた以外の整った顔に思わず息を飲んだ。



「眼鏡ないほうが可愛いじゃん…」



小さい声で呟く。



そして頭を撫でて…



そっと口付けた。



……ッ



立ち上がって扉の外に出る。

やばっ…止まんなくなるとこだった。



シャワー浴びて頭冷やすかな…



シャワーを浴び、冷蔵庫から冷えたミネラルウォーターを取り出す。



冷たい水が身体に沁み渡っていく。



ソファに座り、一息ついた。



このままここで寝るかな。
そう思い寝る準備をしていると、




「やーーーーー‼︎‼︎」




悲鳴が聞こえ、ビックリして寝室まで走った俺。



ドアを開けるとベッドの上でうなされている春先輩。



近くに寄ると、目からは一筋の涙が流れていた。



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