非恋愛体質
第2章 運命って信じますか?
そして仕事に戻ったものの、憂鬱ながらもソワソワしている自分がいる。
あの後この状況を彩菜にLINEすると速攻で
「春♡ナイスー♡」
と浮かれたスタンプが送られてきた。
「はぁ…」
小さい溜息をついた。
久しぶりに異性に掴まれた腕をそっと触る…
これも仕事の一貫‼︎
パチンっとほっぺたを叩き顔を上げると、
「気合い入ってるねぇ〜」
そう言ってきたのは張本人の課長さん。
見られたっ//
「いや、ちょっと眠気が…」
「そうなんだ。もうすぐお昼だし、もう一息だね!」
「はぁ。」
いちいち話しかけてこなくていいです。
とは言えず、パソコンの入力を再開する。
そんな私をみてクスッと笑った課長には気付かなかった。