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非恋愛体質

第4章 気持ちの変化?



外に出てキョロキョロと周りを見渡すと課長の姿を見つけた。
近付いていくと課長も気付き微笑んでくれている。



「お疲れ!」


「お疲れ様です。」


「店ここから割と近かったよなー!歩いてくか!」


「そうですね。気候も気持ち良いし。」



横に並びになりたわいもない会話をしながら歩いていく。



「今日外回りで行ったとこの大石さんが野原のこと褒めてたぞ。予算内で希望に出来る限り近づけるように何度も足を運んで構成考えてくれて助かったって。」


「あぁ、大石さんのところ行ったんですか?実は私の初めてのクライアントだったんです。最初は迷惑ばかりかけてしまって…最近やっとニーズに応えられるようになって…それでもまだまだなんですけどね。」


「そうやって一生懸命で誠意ある姿で取り組めるってことは大事なことだから、要領も大事だけど、その気持ち忘れないでこれからも宜しくな!」


「はい。」


褒められて自然と顔が綻ぶ。



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