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未定

第2章 日常

「白兎。久々だね。」

「お久しぶりです。中埜さま。」

「挨拶は良い。早くしろ」

「はい。」




ぱさりと上着を脱ぎ捨てる。
その姿を満足げに中埜さまは見る。


「ああ。やっぱり。きれいだ。白その肌によく似合う。ほら。
プレゼントだよ。」



そう言って見せてくださったのは真っ赤な小さなピアス。
またか。
前は確か体を切らせてくれって
カッターで背中を切られたんだっけ。



「白兎言い声聞かせてね?」

「・・・よろしくお願いします。」



嫌だ・・・
嫌だ・・・
痛いのは
嫌だ・・・



「良い子だいくよ。」


ニードルが勢いよく胸を貫く。
鋭い痛みが襲ってくる。



「いっ・・・」

「声を押さえるなよ。
悪い子だな次押さえたら蹴るだけじゃ済まさないよ。」



思い切り蹴り飛ばされて口のなかを切ってしまった。

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