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未定

第2章 日常

「もういい。離せ。」

「はい」



口を話すと中埜さまは僕の額にそっと手を当てた。


「・・・やっぱりか」

「?」

「口を開けろ」




理由はわからないが言われた通りにする。
無造作に指が口内に侵入し触られる。
嫌悪感に否まれつつそれに堪えていると少し不機嫌そうな声が頭に降った。



「風邪だな。ラストまでとっておきながら体調管理もなってないとはな。冷めた。今夜は帰る。」

「!中埜さま、僕は大丈夫ですから!帰らないでください」

「お前がよくても俺に移るだろ。社長が怖いのか?」

「・・・」



下唇を噛み震える僕に中埜さまはそっと囁いた。


「社長と俺どっちが鬼畜だと思ってるの?」



それは・・・
でも、中埜さまは時間で終わるけど社長の躾は・・・

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