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未定

第3章 目覚め

「汗すごいね。また風邪引いちゃうな。
拭こうね。」




そう言ってボタンを押す。
しばらくすると若い女の子がやって来て
お湯とタオルを陽人さんに渡した。



「ありがとう。終わったらこれ返しにいきますね」

「はい。」



ペコッと頭を下げて女の子は部屋を出ていった。



「白兎上着ごめんね。」



そっと、手をかけられたとき中埜さまからのプレゼントを思い出した。
こんなの見られたら嫌われる・・・
とっさに身を隠すように踞ると陽人さんは大丈夫だからと優しく声かけてくれた。

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