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未定

第6章 熱

かちゃっと急に扉の開く音がした。
目だけを向けると白がたっていた。


「陽人?」



心配そうにこちらに来る。


「白風邪移るから今日は部屋に来ないでね」

「風邪?大丈夫?お薬!あ、ご飯も」

「白!けっほ、ごほごほ」



呼び止めたものの遅かったらしく白は部屋から走ってリビングへ行ってしまった。
今まで一度もキッチンのものは触らせたことがない。
あってもレンジくらいだ。
基本的には俺の作ったものしか食べないし何をするのも俺の許可をとるのに・・・
しばらくすると耳障りの悪いものが落ちる音が聞こえ始め
焦げ臭さと異臭を感じ重い体を引きずりキッチンへ向かうはめになった。

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