テキストサイズ

未定

第6章 熱

「社長」
「陽人!」



二人は俺の声に顔をあげた。


「どうしたの?櫻田・・・」

「風邪でなにも召し上がって無いだろうと思いまして」




どうぞと差し出された袋のなかには簡易的にできるレトルト食品が入っていた。



「ありがとう、わざわざ仕事帰りに」

「いえ・・・」

「寄っていきな?大したことできないけど」




俺が招き入れようとすると白は嫌なのかわざと玄関から上がれないように立ちふさがった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ