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未定

第7章 記憶

翌朝職場につくとすぐに櫻田が俺のもとへ来た。


「おはようございます。社長」

「ああ。」


挨拶をそこそこに俺は上着を脱ぎハンガーにかけ席につこうとした。
しかし、なにか聞きたげにこちらを見る視線を感じもう一度櫻田に目をやる。



「・・・」

「なに?」

「あ、いえ。大したことでは無いのですが
コーヒー豆が捨てられていたので・・・」




ああ、そう言えば昨日捨てたんだっけ。



「あれね、おかわりしようとしててを滑らせてしまってね、床にばらまいたから捨ててしまった。
今日は悪いけど紅茶でお願いするよ」

「・・・そうですか。
承知しました。また新しいものをご用意いたします。」



そう言って頭を下げると自分の仕事を始めた。

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