友達以上恋人未満
第2章 カラオケ
途中部屋の冷房が寒いと私が言うと、
ごめん、そっち風が直にあたってしまうんかな?
場所かわる?
と彼がいってくれたので、私は彼の方に移動した。
彼も私のもともといた方に移動するのかと思ったら、
彼はなかなか動かなかった。
動かないの?と私が言うと、
せっかく隣来たからもうちょっと隣おる。
って言って笑った。
しばらく隣に座っておしゃべりを楽しんだ。
少しずつ二人の距離感も近づいていたことに
私は気づいていた。
私が大学の勉強の話なんかをしていたら、
頑張ってるんやなー!って言って
頭をなでてくれた。
そして頭を撫でていた手が少しずつ後頭部から
背中におりて、
私はまた彼に、ぎゅっとだきしめられていた。