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友達以上恋人未満

第6章 花火





彼が、


震えるような声で

ごめん、と言うから、



私には彼を責めることなんて
できなかった。





そして、後ろから私をだきしめ

私の方に顔をうずめている彼が

愛おしくてたまらなく思った。








私は彼の腕をほどき、

彼の方へ振り返り、

何を言われるんだろうという顔をする彼に


キスをした。







彼はその日、

いつもよりも丁寧に愛撫し

いつもより、好きだ、好きだ、

と言って私を抱いた。










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