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山岸君と照井君

第7章 以上―――…。

走ったはいいが……


照井君は何処まで行ったんだ?




僕は、走るのは苦手なんだよ!!



はぁ、はぁ、はぁ!!


無理だ!歩こう――――…

ん?人だかりが…出来てる!!




「――――――シバくぞこの変態野郎!!」



照井君の大声が聞こえる!!


やっと――――…追い付いた!!



「照井―――…君…照井…君?」



野次馬が多すぎて!!照井君の場所まで行けない…


つ〜か…疲れた…



何で!!照井君は、僕に気がつかないんだ?



照井君と僕との間に…人が壁の様になっていて…


僕は、なかなか照井君の場所に行けない―――…



チラチラっと人混みの間から見える照井君は、店員や警備員と話をしていて―――…



犯人を見事に捕らえたのだろうと…思った…



「―――…照井君…君ってヤツは―――――――…」



僕は、嬉しかった―――…


けど…




寂しさも……なんか…あって…




変な感じがした――――…



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