山岸君と照井君
第7章 以上―――…。
人混みから見える照井君は…
何か…怒っているのか…興奮しているのか解らない状態で――――――――…
え?!店を出――――…?
出た!!はぁ?!
この僕を!店内に置き去りにして!!
店を出たよ!!何て奴だ!!
僕は慌てて人混みを掻き分け!!
照井君の後に――――…やっと!!出ることが出来た!!
人混みを押し退けて走るって――――――…しんどい…
照井君は、僕の事なんてすっかり忘れた感じで書店からどんどん離れていく!!
が!!ピタッと止まりUターンをする!!
今、やっと思い出したか!!
大バカやろ〜〜〜〜〜〜!!!!
「て〜る〜い〜〜―――――――――――――!!」
振り向き僕に気がついた照井君は「あ!」っと!! 解りやすいリアクションをする!!
その後―――――――…
人目を気にせず…
照井君に説教したが――――…
正直…何を言ったか覚えてない…
あ!参考書の代金もらわないと!!
「1650円!!」
僕は、参考書を照井君に渡した!!