山岸君と照井君
第2章 右側―――…。
「杉浦〜!山岸〜!腹へったぁ〜何か食って帰ろうぜ〜」
「照井君!!下品な!!」
僕は、久しぶりに聞く(半日ぶり?)照井君の声に!!素早く反応してしまった!!
「ツッコミ早!!」
照井君は、ニカニカッと笑い…杉浦君の席に行く…
杉浦君は、ハイハイと…カバンを掴み席を立つ…
「山岸〜!!早くしろ〜、置いていくぞ〜!」
なっ!!僕は、行くって言ってないぞ!
ふん!!―――――…僕は、カバンを肩にかけ「うるさい!!」と、杉浦君の席に向かう…
「何、食ってく?」
照井君が、僕の右側に立った――――…
右側の温度が…
適温になった―――――…
「ん?」
不思議な現象に…一瞬頭をひねる…