山岸君と照井君
第2章 右側―――…。
「あ〜夕飯前だし…スタバがいい…」
杉浦君が、ボソボソっと…場所提案をする…
スタバか〜!!
僕も珈琲は、好きだ!!
よく利用する!!
杉浦君が珈琲好きだとは、もしかして!!カケルお兄様も好きなのかな?
「グフフ、グフフ」
「おい、山岸…キモいぞ…」
「失敬な!君の存在よりはましだ!」
まったく!!照井君はホントに口が悪い!!まったく、育ちがよろしくないのだな…嘆かわしい!!
僕たちは、三人並び…歩く…
時折、杉浦君は先頭を歩いたり…後ろを歩いたりするが…
何故か…僕の右側には照井君が歩いていて!!
スタバに着くまで…ず〜っと、僕に話しかける…
彼の話は、低俗だが…聞いててウンザリって事はなかった…
ただ…カチンと来ることや、理解出来ないものがあり、言い争う感じは何ヵ所かあったが…
杉浦君が止めに入るような酷くなる事はなかった…