山岸君と照井君
第3章 初めて―――…。
「山岸〜声でけ〜よ…、それに俺別に抹茶大好きっ子じゃね〜し」
ドリンクバーには、何しようかウロウロする山岸の姿…
こんな場所でテンションあげてくれるなんて…安上がりな奴だ…
デート代とか超浮くじゃん…
デート………デート?!
はぁ?俺が?誰と?
山岸と!????
いやいや…
楽しいだろ〜けど…
楽しい!?か?嘘〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜…
え?楽しい…のかも…
いやいや…何考えてるんだ!!
「照井君?ドリンク取りに行かないのか?」
「あ…行く…」
ドリンクバーから戻ってきた山岸のグラスを見ると…
抹茶オレが入っていた―――…
「////…こいつ…」