山岸君と照井君
第4章 独り占め―――…。
「――――…次は待たせない様にするよ」
「うむ!いい心がけだ」
山岸は、ふん!っと歩き出した――――――…
私服姿の山岸か……
真面目を絵に書いたらこ〜だな…って感じだけど…
予想を裏切らない感じで…俺は…安心した…
つ〜か…山岸は、私服の俺をど〜思ったのかな?
カッコいい〜…とか…思ったかな?
ちょっとは…気合い入れてみたけど…
「照井君!行かないのか?」
少し歩いた山岸は、後ろを振り返り…俺を急がす…
「あっ…待てよ」
俺は慌てて山岸の右側に立つ…
「山岸の私服初めて見た〜!ザッ・真面目ってテーマか?己を解ってるな?似合うよ」
「/////…なっ///な…」
ちゃかしたつもりで…言った言葉だったが…
山岸は、顔を赤くして……
眼鏡の奥の目を…泳がせた…
「///…て…照井君…も…
――――…悪くないのでは?
自分をよく知ってる服装だ……
似合ってる――――…と、思うぞ」
「////……あ、ど〜も」
なななななな…なんじゃ?なんじゃ?
この会話…何?
山岸が……誉めた?
上からだが…照れながら…
ハハハ…なんか……嬉しい…
ハハハ♪