山岸君と照井君
第40章 番外編③―――……
苑心は、参考書をパラパラっと開き……
クスッと笑う……
「…ここのページ…何度も開いてる……」
覗き混むと……
そこには…苑心の字でアドバイスが書いてあるページだった……
「///…文字だけど……苑心がそこに居るみたいな気になるんだ……“がんばれ”って…言われてるみたいで……」
「///この参考書は……幸せ者だな―――――…何度も…開かれて……ボロボロになるまで愛用されて」
微笑む苑心が……そっと…
俺の唇に…唇を重ねる―――…
「///…頑張ったな…宏樹…」
「苑心も―――――…寂しかったか?…イギリスで…頑張ったな……」
俺たちは…互いの宝物を…重ねるように床に置くと―――…
同様に…床で…抱き合い唇を更に深く……重ねる…
「んっ……ぁ…///宏樹…」
苑心の…ふわっと香るシャンプーの香りに…
朝の生理現象が興奮現象へと変わる――――…
「///んっ…苑心……」
俺は苑心の舌を…
吸ったり…絡めたりしながら…
下半身を…擦り付ける…
「///宏樹……んっ?あぁ……なに…擦り付けて///…あっ……」