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風景画

第1章  風待月




空渡る風が

軽やかに緑を揺らし

水面を騒めかせる



…私が風であったなら



あなたが広げる背中の羽に

優しく強く寄り添いながら

どこまでも

あなたとともに翔けゆくものを







(了)



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