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風景画

第30章  時雨月 ③




深い夜のとばりを下ろし

あの人の目蓋に

口づける眠りの精へ

願いをひとつ



その眠りが穏やかであるように



できるなら…もうひとつ

恋しい人と夢路の中で

グラスを合わせることが

叶うように・・・







(了)


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