テキストサイズ

風景画

第40章  雪待月 ②




水に降る雨

静かに消えてゆく

一粒ごとに

哀しみもひとつ

連れながら



どれほどの雨が

どれほどの哀しみを

どれほど深く、沈めたのか…



穏やかな時が手に残る

あなたへの 想いだけが

心を満たす







(了)



ストーリーメニュー

TOPTOPへ