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風景画

第42章  雪待月 ③




夜の扉を開ければ

物憂い現つは影をひそめ

シェーカーが刻むリズムの

一つごとに夢が生まれる



やがて

グラスに満ちた淡い紫が

優しい菫の芳香を漂わせ

恋心をかき立てる



つかの間

あなたの夢に酔いしれる・・・







(了)



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