テキストサイズ

風景画

第60章  初空月




織りあげたばかりの

白絹のような清しさは

触れることさえ躊躇われる



けれど

あらわな心は傷つきやすく

吹き来る風に震えるばかりか…



装いせよその心

何ものにも

揺らぐことのないように



ただ

信じるもののみを

見つめていられるように・・・



〜mへ







(了)



ストーリーメニュー

TOPTOPへ