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風景画

第102章  星月 ③




窓にもたれ

そっと

珈琲に息を吹きかけ

ため息を紛らせる



虚ろに過ぎる時のうち

ふと

見上げる空の広がりに

想い出されるあなたの言葉

あなたの 優しさ…



濡れた心が 今

そのぬくもりに包まれる







(了)



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