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風景画

第7章  七夜月 ③




陽に透かしたラムネ瓶の中

ガラス玉が楽しげに踊り

無数の小さな泡が

湧き立ちながら、海になる




ひとときの清しさに心包まれ

弾ける甘さを口に含めば

緑の風が吹き抜ける



あなたに無性に

逢いたくなる・・・







(了)


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