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can’t stop loving

第2章 学校

side岸

おい…遅くねえか?
いくら起こすったってちょっと…

岸「なぁ、あいつら遅くねえか?」

阿部「え?いや別に普通だろ。」

絶対そんなことねえって。

岸「だってさ。」

永瀬「なにそわそわしてんの?(笑)」

はあ?

岸「べっ別に?」

あぁでも心配だ。

岸「やっぱり俺見てくる!」

阿部「おい!」

俺は急いで階段に足をかけた。

岩橋「岸くん?」

驚いて上を見ると、そこには首をかしげた天使がぁ!

岩橋「どうしたの?」

はっ

岸「い、いや。ちょっと…わ、忘れ物‼︎部屋に!」

岩橋「あ、そう?んじゃあ下で待ってるね。」

天使ぃ!

岸「ああ。」

危なかった。じゃあ神宮寺とは何もなかったってことか。恥ずっ

俺は上に上がると、そこには起きてきたばっかりの神宮寺が居た。

神宮寺「なあ、お前ってさあ、玄樹のこと、好きだろ。」

いつもになく強く出てくる神宮寺に俺は少し怯んだ。

岸「だからなんなんだよ。」

俺も俺なりに強く返した。

神宮寺「言っとくけど、絶対渡さねえから。」

岸「それは玄樹が誰を選ぶかじゃないのか。」

俺たちは睨み合って静かに下に降りていった。

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