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魔法少女みるくホワイト

第3章 城崎蓮也

(レンがキスしても戻るんだ。レンの力でできてるから、かな……)


みるくは、自分の体勢に気付く。木の上でレンに抱かれる形になっている。
さっきまでの自信と強気はもう無い。
いつものおとなしくて気が小さい桜みるくだ。
レンも人間の姿になっている。


「あの、もう教室に戻りたいです……」
「いいだろ、このままで」
「えっ」
「ここで処女を俺様にささげるんだろぉ」
「そんなこと、しません……」
「そんなにふるえるなって。保健室でも女が感じてただろ」
「だから嫌なのに……」
「なんだって?」
「なんでも、ないです」































ちなみにこの日は平石悠人は休みだった。

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