テキストサイズ

魔法少女みるくホワイト

第4章 天使の嫉妬

「ねー、しよっ、レンに内緒でさー」
「ダメ……好きな人がいるから……」
「好きな奴ってあのショボい人間でしょ、あんなの気にしなくたっていいじゃん」
「悠人くんはショボくないよ……かっこいいもん」
「えー、どこが、じゃ、挿入しまーすっ」


笑顔でリュウが挿入しようとしている。
身動きできない。


「リュウ……」
「みるく……」


リュウの姿はいきなり白猫に変わる。


「きゃっ」
「あーあっ、もうバレちゃった」
「リュウ……何してる」
「レン様、申し訳ありません……」


(レン、来てくれたんだ)


黒い翼をもつ、悪魔レンが立っている。
猫になったリュウは震えている。


「後で罰だ」
「ごめんなさい……」


レンはみるくを見る。


「助けてくれてありがとう……ございます、レン」
「ふん、俺の所有物だから、な」
「違います……」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ