
凍夜
第2章 恥辱
「わぁー!キレイ~!」
私は、思わず胸の前で両手を握りしめた。
「さ、ドア閉めて?あなた名前はなんていうの?」
私は、小窓がついたドアを閉めると、アリサさんに向きなおった。
「リナです。はじめまして。」
「リナね?いくつ?」
「10才です。」
「そぉ……。お姉さんにもね、12になる息子がいるのよ……、あ、どうでもいいわね、そんなこと。」
アリサさんは軽く咳払いをした。
「さ、リナ。お風呂入ろっか?汚れちゃった服脱ご?」
アリサさんは私の服を脱がせてくれようとした。私が恥ずかしがると、アリサさんは「お姉さんも裸になるから一緒よ?」とドレスをスルリと脱ぎ捨てた。
