
凍夜
第2章 恥辱
何も纏わないアリサさんの姿はまさにミューズ〈女神〉だった。
大きなバスト、ハクション大魔王に出てくる瓶みたいに大げさにくびれたウエスト、小ぶりなヒップ。
私は、みとれた。
「リナ、もしかして、酷い目にあったんじゃない?この服、破れてる。怪我してない?
お姉さんに、ちゃんと見せて。」アリサさんは私のパンツを脱がせた。
「出血してるね……。生理は?」
アリサさんは長い爪を咬みながら眉間に皺をよせた。
「先月始まったばかり……。」
「やっぱり酷い目にあったのね?痛むでしょう?大丈夫?」
アリサさんは、私の肩を抱いて頭を撫でた。
