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凍夜

第7章 海溝



「連載持ってるんですからねー!たいしたもんですよ。ただのスケコマシかと思っていたんですが、なかなかどうして、一筋縄には行きませんよ。」


土屋は感心しているようで、何度も頷いていた。



私は、その記事を何度も読み返した。


私が知らないレイジのその内面が、繊細かつドラマチックに表現されていた。


私は、なんとなくレイジの心の中のどこかに自分と同じ影を見たような気がした。


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