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あなたの側で・・・

第2章 時間


「そんな驚いた顔しなくても」


笑って答えると


「いや・・・だって美桜・・・」


「うん。でも今は違う。蓮斗のこと信じてみたいって思ったの。
蓮斗も信じてくれる?」


「当たり前だろ」


ギュッと優しく抱きしめ耳元で
囁いてくれた


これから何があろうと私はこの人を信じる
そうかたく決めた


「美桜・・・」


体を離し私の目を見て名前を呼ぶと
右手で顎を少し持ち上げ
そっと唇を重ねた


「ンッ・・・」


その唇の感触はとても柔らかく
とても甘い初めてのキスだった

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