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あなたの側で・・・

第3章 心の闇


今までは人に頼るということは
いけないことだと言い聞かせてたはずなのに
ちょっと寂しいからといって蓮斗に
会いたいと我が儘を言ってしまった


嫌われるかも・・・
そう思うと怖くて怖くてしかたない
会うことは控えないといけなかったのに・・・
気がつくと一つ筋の涙がツーっと頬をつたっていた
恋ってこんなに辛いんだ・・・
恋をすることが自分にとってどれだけ
辛いことになるのか今はまだ
本当に気づいてはいなかった


ピンポーン


玄関のチャイムがなった
蓮斗が来たんだ・・・
立ち上がろうとすると背後に人の気配を感じた

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