食わず嫌い
第4章 俺、女の子になっちゃった!
「すごいね……口悪いところもそっくり。兄妹ってこんなに似るものなんだな……」
やばい、めちゃくちゃ疑っている!!
てかお前こそ『乳首透けてる』って普通言うか?
本当の妹だったらセクハラだぞ、それ!
「あはは……」
俺はとりあえず笑ってごまかした。
しかし次の瞬間、桐也に壁ドンされる。
「悪いけど、一緒に部屋で待たせてもらうから」
「えっ!? そんなのだめだっ……いや、だめです!!」
いきなり何を言い出すかと思えば……。
「だってさ、オレあいつと約束したんだよね、誕生日は一緒に祝うって。なのにあいついないし、なぜか妹いるじゃん。あ、君が悪いわけじゃないけどさ。なんか約束すっぽかされたみたいで悔しくてさ……」
そう言うと桐也は少し寂しそうな顔をした。
「桐也……」
桐也がそんな風に思ってたなんて意外。
いつも涼しい顔してテンパる俺の反応見て楽しんでるやつなのに……桐也でもそんな顔するなんて、ちょっと嬉しい。
「あれ? なんでオレの名前知ってんの?」
「ふえ!? あっ……ああ、ええとっ……お兄ちゃんから聞いたんです!」
「……ふぅん」
やばい、めちゃくちゃ疑っている!!
てかお前こそ『乳首透けてる』って普通言うか?
本当の妹だったらセクハラだぞ、それ!
「あはは……」
俺はとりあえず笑ってごまかした。
しかし次の瞬間、桐也に壁ドンされる。
「悪いけど、一緒に部屋で待たせてもらうから」
「えっ!? そんなのだめだっ……いや、だめです!!」
いきなり何を言い出すかと思えば……。
「だってさ、オレあいつと約束したんだよね、誕生日は一緒に祝うって。なのにあいついないし、なぜか妹いるじゃん。あ、君が悪いわけじゃないけどさ。なんか約束すっぽかされたみたいで悔しくてさ……」
そう言うと桐也は少し寂しそうな顔をした。
「桐也……」
桐也がそんな風に思ってたなんて意外。
いつも涼しい顔してテンパる俺の反応見て楽しんでるやつなのに……桐也でもそんな顔するなんて、ちょっと嬉しい。
「あれ? なんでオレの名前知ってんの?」
「ふえ!? あっ……ああ、ええとっ……お兄ちゃんから聞いたんです!」
「……ふぅん」